ソラテックレーベルから、ミュアモのザ ニューオールドファッション ストックス発売中
四半世紀振りに届いたショートメールに記されたメッセージは、「もう一度、バンドやろうぜ」だった。
それは、若い頃に組んでいたバンドメンバー Yoshinori Ogata からのものだった。
「どうしても、昔のバンドメンバーを揃えたい」という Ogata のこだわりに戸惑いつつも、
かつてのバンドメンバーに呼びかけていたボーカルのMyuAmo。
それなのに、たった数日後……。
Yoshinori Ogata は、帰らぬ人となった。
虫の知らせとはこのことなのか? 亡きバンドメンバーに捧げるアルバムが、ここに完成したのである。
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★7/20から毎週水曜日のAM7:59頃に、
インターFM89.7、ヴァンスKショーの中で
CMオンエアー中です。
The New Old Fashioned Stocks.
STCD-00001 / Sora-Tech Label / 総収録時間: XX時間XX分
2,000円(税込)
1. That's Rock'N'Roll
ライブの時はいつも1曲目で演奏していた楽曲。イントロのギターから、荒削りなギターサウンドが特徴的。「これがロックンロールだ」と言わんばかりのアルバム最初の楽曲。全楽曲中最も制作に時間をかけた1曲だが、MyuAmo曰く「まだまだ未完成」。
2. Vogue Chaser
ポップな曲調でありながらも、歌詞はROCKの魂が思い切り込められたナンバー。バブル期で高度な経済成長を遂げてゆく社会全体に浮かれる人々や、日常に向けたフラストレーションをぶつけた超問題作。
3. Labyrinth
このアルバムの中では、もっとも新しい楽曲。怪しげな雰囲気を醸し出した特徴的な曲に仕上がっている。エフェクティブなボーカルにも妖艶さが漂う。若かりし頃のMyuAmoの、ある意味で“ひねくれた視線”が、ROCKの気質をさらに際立たせている。
4. Please Say "OK"
ナンパな歌詞だがノリの良さが際立つ曲。この曲以降の3曲は関連している。出会いと、海デートと、その後と……。ワルさが際立つイントロ前のサウンドにも注目の1曲。
5. Hot Kiss In Hot Summer
制作当初はアップテンポなROCKだったが、途中からレゲエテイストに変更された。アコースティックなサウンドが南国を思わせる、まさに「Hot Summer」を感じさせる楽曲。ギター・Tomoya Kogaの演奏が格好いい。
6. Shooting Star
MyuAmoが当時いっしょに住んでいた、学校の1年先輩との共作。作曲が共作、作詞がMyuAmo。病で亡くなった初恋の女性を思って作ったという悲しいバックグラウンドを、アコースティック・ギターが語っている。”流れ星に乗って帰って来いよ”。ロマンティスト・MyuAmoを感じさせる楽曲。
7. Let Me Go
かつて、女性のロックバンドの人がコピーさせて欲しいと言われ、許可。それ以来、演奏しなくなったため、音源がどこにもなかった。そのため、アレンジャーやエンジニアと、記憶を探りながら作り上げた作品。アメリカン・テイストなコーラスが、存在感を示す。
8. Old Fashioned
亡くなった友、ベース・Ogataがいちばん気に入っていた曲。曲を作ってスタジオに持って行き、コードとメロディを伝えて次のスタジオ入りの時にOgataがベースラインを作ってきた際、MyuAmoは感動したという。往年の音源から復刻したため、ベースラインを完全コピーとはいかなかったものの、MyuAmoのOgataに対する想いは充分に伝わっているだろう。
9. Everyghing's Gonna Be Alright Tonight
ウッド・ベースが心地よいミドルテンポナンバー。ベース・Ogataも当時この楽曲のためにエレクトリック・ウッド・ベースを購入した。“オトナ”な雰囲気を漂わせる、アルバム中でも異色のナンバー。
10. One More Try
もともとは、かなり激しい「ロックナンバー」だったが、MyuAmo自身の手により改良が加えられ、テンポ・アレンジ・歌詞ともに全く新しい楽曲に生まれ変わった。
11. Aitsu No Ai O Korose
クリムゾン、ツェッペリン、クラプトン、そして後半にはジョージ・ウィンストンのDNAを感じるナンバー。イントロから多大な哀愁を漂わせるナンバーは、アルバムの後半として異彩を放っている。「あいつの愛を殺せない」と終わる歌詞にも注目。
12. I Wanna Be More Than John Lennon
「俺はジョン・レノンを超えたい」。そんなメッセージを込めたアルバムの最終曲。往年のロックンロールの魂を詰め込んだ1曲。コーラスアレンジも厚みのあるサウンドに仕上がり、聞き応えは抜群。アルバムのトリを飾るにふさわしいナンバーとなっている。
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