休眠農地から安心エネルギー創造用地へ。

太陽光発電。さして新しくもない言葉の響き…。皆様はどんな思いを抱かれますか？私にとっては魔法のように感じられる想いです。

だってお日さまの光が電気になっちゃうんですよ！煙も、音も、それからあの、怖い物質も何も出さず、何も残さず、静かに安全に私達に必要な電力を創り続けてくれるんです。これ以上に素晴らしいエネルギー創造手段って、他にありますか？

確かに、お日さまが元気に輝いていてくれないと発電できません。特に夜。じゃ、太陽光発電システムに蓄電池を併設したら？日中、発電量が需要を上回る場合は蓄電池に保存して、お日さまがおやすみになる頃に放出。そうすれば太陽光発電のデメリットもある程度は解消できるのでは？もちろん今の段階では蓄電池の性能も高くなく、金額的にも安くありませんので、すぐに、というものではありません。でも今後、高性能で安価な蓄電池の登場は、それほど永い年月を必要としていないのも事実です。

これまでにこのような素晴らしい事業にご理解を頂き、弊社にて太陽光発電所を設置して頂いた「宙テックフレンズ」の方々には、お伝えしてきた事があります。それは「太陽光発電では儲かりませんよ。」という事です。放置している、あるいは草の管理だけをしている農地を有効に活用し、地球に優しい安全なエネルギーを供給する。そのご褒美として、少しだけ頂ける、という程度です。ですので、売電収入だけで生計を立てるのは、相当な規模でないと可能ではありません。年々売電価格も下がっていますが、それでも1反、300坪前後の畑であれば、そこから生まれる売電収入は年間でおよそ200万円前後です。

設置費用を全額借入すればその返済費用、その他に土地の固定資産税、機器にかかる償却資産税、保険料等を差し引いた金額が、地球からのご褒美になります。でもそれ以上に、地球の為、次世代の子供たちの為、という充実感、それこそが一番の報酬と言えるのではないでしょうか。

私達もメーカーや業者さんとの交渉、及び利幅の圧縮等により、売電金額の低下にも対応できる体制を整えています。太陽光は終わった、なんて思わないで下さい。今、まさにこれからが、太陽光発電が色メガネで見られることなく、真にその評価を得られるべき時代、私達はそう信じて今後も邁進して参ります。

株式会社宙テック

代表取締役社長 宮本浩行